トレイルランニングや夏場のハイキング用に、Montane Dart Nano T-Shirtを2年ほど前に購入しました。カラーは Nagami Orange。かなり鮮やかなオレンジで、山の中でも視認性が高そうな色です。
手に取ってまず感じるのは、とにかく軽いこと。
生地はかなり薄く、近くで見ると細かい格子状の織りが入っています。いわゆる普段着のTシャツというより、汗をかく前提で作られたテクニカルTシャツという印象です。
公式情報では、Dart Nano T-Shirtは高テンポな行動中の汗処理を意識した軽量素材を使っており、リサイクルポリエステル製。濡れても乾きやすく、汗をかくアクティビティ向けの設計とされています。さらにPOLYGIENEの防臭加工も施されており、汗をかくベースレイヤーとして長時間使いやすい仕様です。
スペックを見ると、Mediumで約72g。サイズによって70〜81g程度とされており、通常のDartより30%軽いモデルという位置づけです。素材はApex Lite 100%リサイクルポリエステル、防臭加工はPolygiene permanent odour control。まさにファスト&ライト系のTシャツです。
実際に触ってみても、これはかなり軽いです。
ザックに入れてもほとんど存在感がないので、着替え用として持っていくのにも向いています。100マイルレースやロングトレイルでは、エイドやドロップバッグに軽い替えシャツを入れておきたい場面がありますが、そういう用途にも合いそうです。
生地感はサラッとしていて、肌離れも良さそうです。厚手の安心感というより、薄くて風が抜ける感じ。真夏の低山、高尾のように汗を大量にかくコース、あるいはヨーロッパの乾いた山岳エリアでのハイキングなどに合うと思います。
トレランでは、Tシャツに求めるものはわりと単純です。
軽いこと。乾くこと。汗を吸って重くならないこと。ザックを背負っても不快感が少ないこと。そして、できれば臭くなりにくいこと。
Montane Dart Nano T-Shirtは、その方向にかなり振り切った一枚です。
特に使いやすそうなのは、春から秋にかけての汗をかく山行です。短時間のトレランはもちろん、30km以上のロング走、ハイキング、旅行先での山歩き、暑い日の街歩きにも使えそうです。トレイルランニング用のウェアは、派手すぎたり、レース用に寄りすぎたりするものもありますが、このTシャツはかなりシンプル。オレンジは目立ちますが、デザイン自体は余計な装飾がなく、使いやすいです。
同系統のDart Nano Zip T-Shirtのレビューでも、晴れ・雨・雹・泥を含む50マイルレースで汗処理が良く、ランニング、ハイキング、サイクリング、普段使いまで幅広く使えるという評価がされています。もちろんジップ版と通常Tシャツは完全に同じではありませんが、Dart Nanoシリーズの方向性としてはかなり参考になります。
一方で、注意点もあります。
この軽さなので、耐久性は一歩落ちると思います。生地がかなり薄いぶん、岩場で擦ったり、ザックのショルダーハーネスと長時間擦れたりしたときにどうなるかは気になります。今時点でザックとの擦れで生地がダメになってはいませんが、今後可能性としてはあり得ます。また、保温性を期待するタイプのTシャツではありません。寒い時期のベースレイヤーというより、暑い時期や高負荷時に汗を処理するための一枚と考えた方が良さそうです。
Montaneはもともと軽量性や通気性など、山岳アクティビティ向けの機能性を重視してきたブランドです。日本の公式サイトでも、厳しい山岳環境を想定し、軽量性・耐久性・保温性・防水性・通気性を追求してきたブランドとして紹介されています。
今回のDart Nano T-Shirtも、そのMontaneらしい「軽く、速く、遠くへ」という方向性が分かりやすい製品だと思います。
まだ本格的に使い込むのはこれからですが、第一印象としてはかなり良いです。
とにかく軽い。速乾性も期待できる。汗をかくトレランや夏場のハイキングにはかなり活躍してくれそうです。
100マイルレースの練習、暑い日の高尾、旅行先での山歩き、あるいはザックに忍ばせる替えシャツ。
そういう用途を考えると、Montane Dart Nano T-Shirtはかなり使い勝手のいい一枚になりそうです。


