Coghlan’s Bear Bell(熊鈴)レビュー

── トレイルランナーにとって熊鈴の意味を考える

ここ最近、本州や北海道ではクマによる被害が相次いで報道されています。特にトレイルランナーにとって、クマとの遭遇は致命的なリスクです。今回試したのは、アウトドア用品で定番のCoghlan’s(コフラン)の Bear Bell(ベアーベル) No.0756。実際に使ってみた感想をまとめてみたいと思います。

音は控えめ、揺れなければ鳴らない

このベアーベルの第一印象は「音が小さい」ということでした。軽く振ればガラガラと鳴りますが、走っている最中に一定のリズムで響くわけではなく、揺れが少ないとほとんど音が出ません。そのため、「クマ避け」という目的にはやや心許ないと感じました。

熊鈴というより「人鈴」

むしろ役立つのは、登山道ですれ違うハイカーに自分の存在を知らせることだと思います。静かな森の中で小さくガラガラと鳴る音は、人には気づかれやすいです。つまりこの製品は「熊鈴」というより「人鈴」としての役割が強いと感じました。

トレランでのクマ対策

クマは人と不意に出会うとパニックになり、襲ってくる可能性があります。奥多摩をはじめ、本州の低山でも目撃情報は増えており、北海道ではなおさらリスクが高いです。したがって「熊鈴をつけているから安心」と考えるのは危険です。

トレランで大切なのは次のような行動だと思います。

  • 見通しの悪い場所では走らず歩くこと

  • ときどき大声を出して存在を知らせること

  • クマの活動時間(早朝・夕方)を避けること

熊鈴はその補助に過ぎず、過信してはいけません。

結論

Coghlan’s Bear Bell(No.0756)は37グラムと軽量で持ち運びやすいですが、音量や鳴りやすさの点から「本格的な熊対策」としては不十分だと感じました。どちらかといえばハイカーへの存在通知用と割り切って使うのが良いと思います。

クマが増えている今、トレランで安全を確保するには「鈴だけに頼らない工夫」が欠かせません。奥多摩など走る際も、熊鈴を補助的に使いながら、常に声や行動でリスクを減らしていくことが大切だと感じました。


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