トレイルランニングのトレーニングというと、「どれだけ走ったか」がまず話題になります。
月間走行距離、獲得標高、ロング走の回数など、いずれも重要な指標であることは間違いありません。
ただ、私はラン以外のトレーニング(クロストレーニング)もかなり重視しています。
その中心にあるのがスイムです。
私がスイムを取り入れている理由
スイムを行う目的は大きく分けて二つあります。
一つ目はリカバリーです。
水中では脚への衝撃がほぼゼロになり、関節や筋肉を休ませながら心肺に刺激を入れることができます。
トレイルランニングはどうしても脚へのダメージが蓄積しやすいため、「動かさずに回復させる」選択肢を持っておくことは非常に有効だと感じています。
二つ目は呼吸です。
長時間レースでは脚より先に、呼吸が浅くなったり、換気が追いつかなくなったりして全体が破綻するケースも少なくありません。
スイムは常に呼吸を意識させられる運動であり、自然と呼吸筋にも負荷がかかります。
とりあえず、5分間ずっと泳いでみてほしい
ここで、ひとつ提案があります。
とりあえず、5分間、止まらずに泳いでみてください。
スイムに慣れていない人の場合、かなりの確率で途中で苦しくなります。
「泳げない」というより、余計な力みが入っていることが原因である場合がほとんどです。心肺機能や筋肉量が少ないことが原因ではありません。
肩、首、背中、脚。
どこかに無駄な力が入り、呼吸も浅くなり、結果として長く続かなくなります。
そしてこれは、ランニングにもかなり共通していると感じています。
スイムで5分泳げない人は、ランでも力んでいる可能性が高い
スイムで5分間泳げない場合、
ランニングでも同じように「力みながら走っている」可能性が高いのではないか、というのが私の考えです。
呼吸が浅い
肩が上がる
動きが硬い
これらはスイムでもランでも共通するサインです。
スイムはごまかしが効きません。
力めばすぐに苦しくなりますし、リラックスできなければ前に進みません。
だからこそ、スイムは自分の「無駄な力み」を可視化してくれる、とても良いツールだと思っています。
リカバリーはジョグか、それとも休ませるか
よく「リカバリージョグで回復させる」という考え方を耳にします。
もちろん、それが合う人もいると思います。
ただ、私は脚を回復させるためには、できるだけ脚を使わないというスタンスです。
リカバリー目的であっても、走れば脚は確実に消耗します。
そのため、回復期にはスイムや完全休養を選ぶことが多いです。
月200kmでも100マイルは完走できている
私の月間走行距離は、おおよそ200km前後です。2025年は年間走行距離は2400kmに届きませんでした。
決して多い方ではありません。
それでも、100マイルレースは制限時間ギリギリながら完走できています。
もちろん毎回楽ではありませんし、反省点も多々あります。
一方で、月300km以上走っていても完走できないケースがあるのも事実です。
その違いは、単純な走行距離だけでは説明できないと感じています。
足りないのは距離ではなく、別のファクターかもしれない
走行距離が足りないのではなく、
別のファクターが足りていない可能性もあるのではないでしょうか。
・回復の質
・呼吸の使い方
・力みの少なさ
・長時間動き続けるための余裕
これらは、走るだけでは鍛えにくい要素です。
かくいう私自身も、まだまだ発展途上です。
だからこそ、スイムを含めたクロストレーニングを取り入れながら、試行錯誤を続けています。
トル・デ・ジアン+αに向けて
今後はトル・デ・ジアン、そしてその先を見据えながら、
無理に距離を増やすのではなく、楽しみながら壊れにくい体を作っていきたいと考えています。
クロストレーニングは逃げではなく、
長く走り続けるための現実的な選択肢だと思っています。
また気づいたことがあれば、このブログに書いていく予定です。