完走を左右する計画力:UTMB 176kmのタイム管理術

UTMBのような過酷なウルトラトレイルレースでは、計画が鍵となります。今回は、「どうやって計画を立てたか」について書きたいと思います。

計画を立てるプロセス

私がUTMBの計画を立てる際に行ったのは、1kmごとの予測タイムをPlanAとPlanBで作成するという方法でした。このプランニングには、地形図や過去の練習データを基に、各区間の地形や標高差、トレイルの想定難易度などを考慮しました。

PlanAとPlanBの違い

  • PlanAは普段の練習パフォーマンスを基に、現実的なレース展開を想定した時間です。このプランは、もしレースが練習通りに順調に進んだ時にどれだけの時間で進めるかを予測したものです。
  • PlanBは、UTMBのカットオフタイムを意識して、最低限クリアしなければならない時間です。このプランは、あくまで完走が目標で、最悪のシナリオでも関門に間に合う時間設定となっています。

計画を立てるためのポイント

1kmごとの計画を作ると、全体のプランがより具体的で現実的になります。ほとんどの人はエイドステーションごとのタイムしか計画していないかもしれませんが、1kmごとに細かく分けることで、1㎞ごとの各区間でどれくらいペースを維持するべきかが、よりリアルに明確になります。

レース当日

レース当日は、このプラン表を見ながら進み、実際のタイムと比較してペースに修正を加えていきます。プラン表を持っていれば、体力や時間の管理がしやすく、特に完走ギリギリのランナーにとっては、関門を突破するための強力なツールとなります。例えば、U1のLes Houches。計画表が無ければ周りに流されてキロ6分くらいで進んでしまうと思います。自分はこの区間はPlanAでもキロ8分~10分で設定していました。

上の写真は、実際に私が使った1kmごとのタイム予測のプラン表です。このように1kmごとに細かく作ることで、レース中に自分が今どの地点にいて、計画とどれだけズレているかを瞬時に把握することができました。

この方法が、多くの完走ギリギリのランナーにとっても役立つと感じています。

ちなみに、下記がレース結果を記入したグラフです。青がPlanA、赤がPlanB、黄緑が実際のタイム。
最初はPlanAで行けていたのですが、徐々にPlanBに近づいてしまいました。タイム計画表がなければ、どれだけ余裕があるのかレース中に分からないと思います。


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