UTMB2024: La Balme (U4)からLes Chapieux (U5)へ

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深夜のLa Balmeを出発する頃、体はまだ軽く、気持ちの高まりを抑えながら、次の目的地Les Chapieux (U5)を目指す。この区間は約11.1km、標高差740mの厳しい山岳ルートだ。途中には2つの大きな峠、Col du BonhommeとCroix Bonhommeが控えており、登りが続く険しいセクションだ。トレッキングポールを駆使して脚への負担を減らしつつ、慎重にペースを保ちながら進む。

Col du Bonhommeへの登り:慎重なペースで登る

La Balmeを出発してから始まる登りでは、ところどころに岩場が点在するものの、道は比較的安定している。急なガレ場はほぼなく、トレッキングポールをうまく使えば安定したリズムで進むことができた。Garminのディスプレイに表示されたワット数を意識し、200Wを超えないように注意しながら、160Wでは少し弱いと感じつつ、180W前後を維持。登りはそれほど急ではないものの、徐々に体力が削られていく。

登りが続く中、徐々に喉に違和感を覚えた。イガイガした感覚があり、まさか風邪をひいたのではないかという不安が頭をよぎる。まだレースの序盤、ここで風邪をひいたらこの先が不安だと感じたが、何とか進むしかない。この時点では原因がわからず、喉の違和感に悩まされながらも、自分のペースを崩さないように意識する。後々、これが土ぼこりのせいだとわかるが、この瞬間は風邪の初期症状かと勘違いしていた。

Croix Bonhommeへ:2つ目の峠

Col du Bonhommeを越えた後、次はCroix Bonhommeへの登りが待っている。ここでも焦らずに進むことが重要だ。岩場が所々続くこの区間も、ペースを守りながらゆっくりと前進する。途中で風が冷たく感じられたが、天候は安定しており、足元のコンディションは良好だった。

周りのランナーたちは徐々に脱落し、進むペースを落とす者が増えてきたが、ここでも無理をせずに前のランナーをパスし、自分のリズムを維持した。ヘッドランプの光が照らし出す山の輪郭は幻想的でありながらも、寒さと疲労がじわじわと忍び寄る時間帯だった。

Les Chapieuxへの長い下り:慎重に進む

Croix Bonhommeを越えた後、Les Chapieuxまでの長い下りが始まる。この下りは距離が長く、ところどころ急な傾斜が続く。下りでスピードを出しすぎれば、脚に過度の負担がかかり、後のセクションで致命的な影響を与える可能性がある。そのため、慎重に足元を確認しつつ、ペースを守りながら進むことを心がけた。

喉のイガイガが少し気になるものの、体力的にはまだ余裕がある。脚の疲労も最小限に抑えられ、Les Chapieuxに到着する頃には、ほぼPlan A通りのペースで進むことができた。ここまで順調に進んでおり、次のセクションに向けての自信を持ちながら準備を整えた。

夜の冷たい風が体に触れる中、体力はまだ十分残っている。UTMBの本当の試練はこれからだが、ここまでのペース管理が功を奏していることを実感しながら、次に進む決意を新たにした。


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