2024 UTMB完走記録のブログを書くにあたって、事前に論点整理していたメモ。結局これが全て。
1. レース中の体験
- レース中の気候: 暑さが続いたが、夜間の雨や極端な寒さに見舞われなかったことが幸運だった。
- 精神的な変化: 辛い瞬間があったが、ゴールが近づくと喜びが勝り、心の浮き沈みを感じた。心理的な変化についても興味があり、対策できるか検討したい。
- 他選手との並走: 常に他の選手が近くにいたため、一人で走る孤独感はなく、ペース維持がしやすかった。
- エイドの重要性: ロングレースではエイドが力の源泉。正しい使い方で疲労を抑えるのが大切。
- トレッキングポールの効果: 正しい使い方でエネルギー消費を約2割削減できた。
2. 準備・トレーニング
- トレーニングの本質: 完走は単に練習量ではなく、適切な課題設定とその解決の繰り返しが重要。仕事と同じようなプロセスだが、自己管理が中心なので比較的楽。
- クロストレーニング: スイムや体幹トレーニングなど、上半身の鍛錬も効果的。
- コース下見の重要性: 地形図を確認し、特に登りや急な下りに備えることが重要。また、試走も役立った。それに加えて1㎞ごとの予定表の作成。
3. 完走の理由
- 天候の幸運: 極端な寒さや雨が無かったことが完走に大きく影響。
- 課題設定と解決: トレーニングよりも、適切な課題を設定し、解決していくことが成功の鍵。
- メンタルの管理: 途中メンタルが崩壊したが、最後はゴールに向かう喜びが辛さを上回り、メンタルの浮き沈みを乗り越えた。
- ペースの管理: 予定表をもとに、今の状況の確認と今後のペース設定をこまめに実施した。
4. レース中の工夫と対策
- 体のケア: レース後に分かったことだが、足の痛み(魚の目や爪)の対策として、事前のケア(魚の目を削るなど)が必要。
- ペースの判断: 遅い選手を早めに抜くことで貯金を作り、レース後半の失速をカバーした。
- 眠気対策: ヨーロッパへの早めの入国、レース前にしっかり休むことや、レース中のカフェインの適切な摂取が効果的だった。
5. まとめ
- 成功の要因: 天候の幸運、課題設定と解決、トレーニングの質、そしてレース中の適切な対応が、UTMB完走の決め手となった。